交通事故を起こしてしまい、損害賠償しなければなりません。保険は万全に入っていますので安心しておりますが、相手から「加害者請求ですよね?」と言われました。何だか聞きなれない言葉で戸惑っています。「加害者請求」とは一体何でしょうか?

損害賠償は「加害者請求」が一般的

加害者請求とは加害者側が自身で加入している自賠責保険会社に被害者側の損害賠償を請求することです。

  • 加害者が加入している任意保険会社が請求する。
  • 加害者自身で請求する。

加害者が任意保険に加入していれば、任意保険会社が一旦総てを支払いをしてくれます。その後、人身扱いの慰謝料や損害賠償を自賠責保険会社に対して請求することを「加害者請求」と言います。ところが、加害者が任意保険に加入していない場合は、加害者自身が自賠責保険会社に「加害者請求」を行わなければいけません。

 

 

加害者本人が行う加害者請求とは?

加害者が任意保険に入っていない場合に行う加害者請求は、被害者に対して「自腹で損害賠償をした」金額を自賠責保険会社に請求できるということになります。

  • 「これだけの金額を賠償しなければならないのでお願いします」ではなく、
  • 「これだけの金額を賠償金として支払いましたのでお願いします」という事になります。

 被害者が直接請求することもできる

一方で、加害者が任意保険に入っておらず、損害賠償請求にも応じなかったりした場合は、被害者本人が加害者に断る事もなく、加害者側の自賠責保険会社に対して、損害賠償を直接請求する事が出来ます。これを「被害者請求」といいます。

この場合は必要な書類を被害者自身で揃える必要があります。

 

 加害者請求に必要な書類

自賠責保険会社の窓口に行き、保険金請求書類の一式をもらいに行きましょう。保険金請求書類一式の中には、必要書類や場合に応じて取得するべき書類などの詳細が記載されています。

  • 自賠責保険支払請求書
  • 交通事故証明書
  • 事故発生状況報告書
  • 印鑑証明
  • 診療報酬明細書
  • 医師の診断書
  • 加害者が賠償済みの領収書

 

上記は、被害者が死亡せず、ケガを負った場合の必要書類です。

 

これは悲惨!!無保険車が事故を起こしたならどうなるでしょうか?

任意保険はともかく自賠責(強制)保険に入らずに事故を起こしたらこうなります。

  1. 刑事処分として1年以下の懲役または、50万円以下の罰金。
  2. 行政処分として点数6点減点(免許停止処分)累積があればそれ以上です。
  3. 民事処分として「被害者請求」によって自賠責保険から損害賠償が支払われた後、ケガであればMAX120万円(死亡ですとMAX3000万円、後遺障害はMAX4000万円)の賠償額の請求がやってきます。(国からの請求ですので逃げられません)
  4. もちろん損害賠償はそれ以上は自腹です。
  5. 裁判になった場合、過失割合が変わる事もあるかもしれません。

自賠責保険料は乗用車であればおおよそ2年で25,830円、50CCの原付自転車で12,220円でコンビニやバイクショップ、各カーディーラーで入れます。

人身事故でケガをさせた場合120万円まで補償してくれます。(相手の所持品や衣類、乗っていたものは補償されません)手続きも自賠保険会社が行ってくれますし、かなりお得ですね。

任意保険にも入って、誠意を持って対応する事をお勧めします。