
「あぐらをかけない・・・」
「片足をあげて靴下を履けない・・・」
私がそうです・・・ええそうです・・・股関節固いです・・・。というわけで「ためしてガッテン」で私もガッテンしてしまった股関節腰痛の調べ方と改善法をお話していきます。
股関節が固いと猫背になる?!
股関節は骨盤と大腿骨のジョイント部分ですが、球状関節と言って一方向の動きだけじゃなく、色んな方向に動かすことが出来るのです。
ところが運動不足や普段から大きく動かさなかったりしますと、奥の筋肉が固くなり、動く範囲が狭くなってしまいます。その結果、その範囲を超えて動かそうとしますと、背中を丸めて腰を引っ張り上げる姿勢・・・つまり猫背となり腰への負担となっていきます。
その負担はなんと2倍です!!
猫背を自身で確認する、2ステップ診断方法
この診断法は出来るだけ大股で2歩進んでいただき、その位置が自身の身長の1.3倍より長いか短いかを調べます。
もしご自身の身長よりも1.3倍以内なら、股関節が固く転びやすいとされています。
四つん這いチェック法
①四つん這いになった状態で体幹を前後させ股関節がしっかり動けているかを診ます。
②特に後ろに体幹を引いたとき股関節がしっかり動いていないと背中が丸まります。

これは立った時の姿勢に関係なく、股関節の動きが固いと背中の筋肉を使って動こうとします。
※股関節が固いと猫背になり腰への負担が2倍に増え股関節腰痛になります。
股関節腰痛を和らげる3つの体操
なぜ股関節が固くなるかと言うと、股関節は筋肉の密集地帯で大小さまざまな筋肉が着ています。
この中で最も奥についている深層筋が股関節の安定化とスムーズな動きに不可欠なのですが、股関節には23もの筋肉が着いており、大きな筋肉が動くことで深層筋は怠けがちになり、次第に固くなっていきます。
この筋肉をこれからやる体操で動かしていき股関節の動きを良くしていきます。
パカパカ体操
イスに座った状態で気軽にできる体操です。
①およそ肩幅程度の楽に感じる状態で足を開きましょう。
②膝を閉じて合わせます。
③膝を開いて足を広げます。
④足を開く際は自身が楽に開けることが大切です。
おしりフリフリ体操
腰をゆする体操です。
①足を肩幅に開き、腰に手を当てます。

②腰を左右に動かしましょう。

③出来るだけ頭を動かさないようにします。
1日10回2セットを目標に、無理なく行って下さい。
四股スクワット
ももの内外の筋肉をバランスよく動かします。
①足は肩幅より少し広くとりましょう。
②つま先は斜め45°開いてください。両手はももの付け根に置きましょう。
少し前傾姿勢をキープしつつしゃがんでいきましょう。
③出来る範囲でしゃがんでください。

どの体操も簡単楽々に出来ますので、1日10回2セットを目安に無理なく行ってください。
誰でも簡単にできる体操なのに、効果が顕著
特にお仕事中でも座ってパカパカやったり、一段落した時やブレイクタイムにどれか一つやっておくのもいいと思います。
「本当に効いているのこれ?」
って思うほど簡単に出来ますし、無理な回数ではないので股関節周りの筋肉のケアに役立ちます。
特にぎっくり腰の経験のある方は下腹の筋肉が弱いので、四股スクワットは非常に効果的です。股関節が固いと腰痛からは中々抜けられませんね。
これらの体操は一見軽く出来てしまうために、効果を実感できないように感じますが、お尻の筋肉に張り感を感じなくなったり腰回りに違和感を感じ無くなれば、骨盤全体で支えられるようになってきた証拠になります。
これを皮切りに負荷のかかる運動を始めて頂くことで少しずつ体が鍛えられますので、より腰痛から解放されていくことでしょう。