今度は交通事故発生から刑事処分が下されるまでの流れを見ていきましょう。

  1. 警察がどの様に事故が発生し、どのような被害が起きたかを調べます。
  2. 検察庁に警察が調べた書類が届けられ、間違いが無いか調べます。
  3. 検察官が刑事事件性の有無を判断をして、起訴するか決定します。
  4. 起訴ならば裁判へ、不起訴なら釈放となります。
  5. 一般的には検察官による簡易(略式)裁判で判決が言い渡されます。
  6. 被害者が死亡した場合などは、正式裁判で判決を受ける事もあります。

 

1.警察による取り調べが行われます

交通事故発生後は警察が事故状況をまとめた「実況見分調書」が作られます。

一方的な内容にならない為に、当事者それぞれから聴取を行いますが、ケガ人が出ていると後日聴取することも。

人身事故になりますと加害者は、警察署に同行を求められ「供述調書」の作成を行います。供述調書とは、犯罪の疑いをかけられた被疑者の供述を記録した書面であり、証拠として使われます。実況見分調書と供述調書を検察に送り事件性の判断をしてもらいます。

 

2.検察庁からの呼び出されます

実況見分調書や供述調書が検察庁に送られると(送検と言います)検察庁から被疑者に呼び出しがかかります。

ここでは警察が調べた内容の事実確認が行われます。

 

3.検察庁が起訴・不起訴の判断

検察庁での取り調べが終了すると、検察官によって起訴・不起訴の決定がなされます。

  • 起訴とは今回の交通事故において当てはまる刑事罰に対し裁判で決定してもらう手続き
  • 不起訴は、検察官が刑事罰に該当するものが無いと判断されたのもので、釈放に

4.裁判と判決の言い渡し

裁判方法は略式裁判と正式裁判の2通りがあります。

略式裁判は、裁判官に代わり検察官が判決を言い渡します。特別重要性を感じない案件で行われます。

正式裁判は、テレビでよく見る光景です。主に重大な案件に対し行われます。

略式裁判でも、きちんとした申し立てがあれば正式裁判に移行して審理を行うことが出来ます。略式裁判でも態度が悪いと、正式裁判に送られ判例に基づいて懲役刑など言い渡されます。侮らず、真摯な態度で臨みましょう。

略式裁判では罰金刑が言い渡されることが多く、正式裁判では懲役などの自由刑が言い渡される事が多いですが執行猶予が付く判決も下される事もあります。

期間は月1回のペースで2~3ヶ月くらいで判決が下されます。また、罰金刑となった場合は、基本的に一括で罰金を支払わなければいけません。

 

最後に・・・

この様な流れで刑事罰に向けての手続きが行われます。事故に限らず交通違反においても免許停止処分相当の違反を犯せば、刑事責任を問われ、略式・正式裁判を通し刑事罰が下ります。

この状態の置かれますと非常に精神的に辛くなります。ぜひご注意下さい。