もし交通事故の加害者になってしまった時、負わなければならない法的責任が3つあります。

  1. 民事処分
  2. 行政処分
  3. 刑事処分

 

民事・行政処分は何となく聞き覚えがあるかと思いますが、さて刑事処分って何だったか・・・と思いませんか?

そこで今回は、刑事処分で下される刑罰の種類について解説します。

交通事故の刑事処分とは?

交通事故における刑事処分とは、ズバリ「罰金」と「懲役」のことをいいます。

交通事故での刑事処分を負わなければいけないのは、人身事故として処理した場合のみです。

物損事故の場合は刑事処分はありません。

※物損事故において、ガードレールや電柱、標識や信号機などを破損させて届け出なかったり、修理代金を払わなかったりしますと訴えられますのでご注意下さい。

 

罰金刑と自由刑

交通事故における刑罰は

  • 罰金刑
  • 自由刑

の2つがあります。罰金は何となくわかりますが、自由刑は聞きなじみがありません。

 

罰金刑とは文字通りお金を支払う刑罰です。罪の重さに応じて「罰金」を支払わなければいけません。

支払うお金が無かったり、あるいは無視しますと、自由刑を課せられます。

 

では自由刑とはなんでしょうか?それは加害者の自由を大きく制限する刑罰のことなんですね。

皆さんがドラマなどでよく聞く「拘留」「禁固」「懲役」に分かれていて、このことを自由刑と言うそうです。

 

「拘留」「禁固」「懲役」の違いは?

この3つはいずれにしても牢屋に閉じ込められるというところは一致していますが、内容は少しだけ違います。

拘留とは

1日以上30日未満の期間、刑事施設(監獄とも言います)に拘置するもの。

 

禁固とは

30日以上刑事施設に収容されますが、労働義務が有りません。それでもほとんどの禁固受刑者は労役を申し出るそうです。なぜなら日当でおおよそ4000円は貰えますし、刑務所内でも物品購入が可能ですので退屈しないのです。

 

この2つは30日を境にした違いに思われますが、「禁固」や「懲役」の場合は執行猶予を付けることが出来ますが、

「拘留」は実刑のみなので、その日数分収監されます。

また拘留される罪状は

  • 公然わいせつ罪
  • 暴行罪
  • 侮辱罪

の3つになります。(チョット恥ずかしいですね)

「拘留」には「勾留」と類似した表現がありますが、全く異なります。

「勾留」は刑が確定していない人が、一時的に身柄を拘束することをいます。

 

懲役とは

30日以上刑事施設に収容され、刑務作業を行うものです。懲役や禁固には、執行猶予がつくこともあります。

執行猶予期間を問題なく過ごせた場合は、刑事施設に入る必要はなくなります。ただし微罪でも罪を犯せば即収監されます。

私の友人で交通事故で刑事裁判になり懲役3年、執行猶予6年の実刑判決が下りましたが、6年間は精神的に参ったそうで、横断歩道を渡る際の信号無視にならないかや道路横断にも細心の注意を払っていたそうです。

そして万引きの容疑がかからないようにレシートは必ずもらうようにしていたそうです。

 

刑事罰の罰金刑、行政処分の反則金、民事処分の損害賠償と一度の人身事故でかなりの出費を強いられます。もちろんご自身のお車の修理代も・・・。

安全運転は運転手の義務ですので、スピードの出しすぎやスマートフォンを見ながら運転しないようにお願いします。