
腰が痛い人の特徴としてよく言われるのが「朝起きる時に腰が痛い」と言う人が多いんです。もう一つ言われるのが寝方・・・「仰向けで寝た方が良いの?」この2つに共通することがあります。
- デスクワークなど座りっぱなしや立ちっぱなしなど同じ姿勢で動きの少ない方
- スポーツなどやっていない又は運動不足の方
とこの様な方々が腰の痛みを訴えています。
男性は主にサラリーマンなど30代~50代、女性ですと50代以降の運動不足の方が多く感じます。身体的特徴としては
- 背中が固い
- 腰が反っている
- お尻からモモにかけて張っている
- 膝が伸びている
- つま先が開いて、サンダル歩き
ライ〇ップのCMのbeforeの姿勢ですね。腰の痛い場所と言うのが、仙腸関節の所なんです。
仙腸関節ってどこ?!
仙腸関節とは腰のどこが痛いですか?と聞くと、「ココ、ココ」と言ってお尻の上あたりを指したところが仙腸関節と言って、ホンの数ミリだけ動く関節です。
知っている方は腰の痛い所にテニスボールを挟んでしばらく乗っている場所の一つです。
なぜ仙腸関節周りが硬くなるのか?
仙腸関節自体が痛いのではなくて、この周辺の筋肉や靭帯が固まってきて痛くなります。その主な理由は
- 前かがみで生活している事
- その姿勢のまま長時間いる事
生活していますと手を前に出して前かがみで行う事が多いですよね。その体制は頭を支えるために、フン張らなきゃならないのです。そのために仙腸関節付近の筋肉に力が入り固くなります。
また人間のほとんど関節は地面と平行になっており重力による垂直方向の衝撃を吸収できないのですが、仙腸関節は垂直方向の衝撃を多く吸収する(荷重がかかりやすい)ので周りの筋肉が固くなっていくのです。
仙腸関節も骨盤の一部ですので上半身の重みを受け止めています
特にデスクワークの方に多いのですが座ってばかりですと坐骨と言ってお尻のところにある丸い骨が椅子で固定されますので、上からの衝撃は全て仙腸関節が受けることになります。
その重みは上半身の筋肉だけでなく、骨や内臓の重みも含まれます。
こんな症状が出たら疑ってください
- 腰の付け根が痛い(特に骨盤の中から来ている)
- 腰を後ろに反らせるとお尻の上の方が痛い。
- 仰向けで寝られない(膝を立てると痛みが和らぐ)
- 座っているだけで腰が痛い
- 整形外科でレントゲンを撮っても異常なしと言われた。
整形外科的処置としては仙骨ベルトや腰椎ベルトを試してみましょう。これで痛みが止まるようでしたら装着したままで、ウォーキングなど筋力を少しずつ取り戻しましょう。このベルトは整骨院でも取り扱っていますので最寄りの整骨院にお問い合わせください。
自宅で簡単「四股のポーズ」
股関節周りの筋肉を柔らかくするストレッチ体操がいくつかありますが、一番簡単で効果が高いものを探したらテレビ番組「その原因Ⅹにあり」でやっていましたのでぜひ試してください。

①背筋を伸ばし立ちます。

②両足は肩幅より少し広いくらいに開きます。

③背筋を伸ばしたまま腰をゆっくり落とします。

④膝の高さまで腰を落としたら5秒カウント終えたらゆっくり戻します。

これを5回、2セットやってみてください。私もやってみましたが結構キツイです!でも『太もも』の筋肉や内股の筋肉の効果的に作用しています。これまでやっている体操と合わせても構わないのでぜひ取り入れてみてください。